ボルドー・シャトーラフィット・ロートシルト

ボルドー/シャトーラフィット・ロートシルト

ボルドーメドック格付け第一級ラフィット1 シャトー・ラフィット・ロートシルト(Chateau Lafite-Rothschild)は、メドック地区ポーイヤック村にある著名なボルドーワインのシャトーの名称、および同シャトーが生産する赤ワインの銘柄の名称です。
現在メドックに4つある第1級格付けワインの中で、シャトー・ラフィット・ロートシルトはしばしばその筆頭に挙げられます。

語源と歴史

ボルドーメドック格付け第一級ラフィット2 「ラフィット」という呼び名は中世の農園の名称として14世紀の文献に登場すします。
ポーイヤック村の中で一番小高い丘に位置していたことから、古いガスゴーニュ語で「小高いところ」を意味する「La Hite」(ラ・イット)が転じてラフィットと名づけられたといいます。1760年、ルイ15世の愛妾ポンパドゥール夫人は、ワインで王の歓心を買おうとブルゴーニュのある高名な畑を手に入れようとしましたが、コンティ公に競り負けてしまいます。
この畑は後にロマネ・コンティと呼ばれますが、顛末を見ていたギュイエンヌ総督のリシュリュー男爵マレシャル(リシュリュー枢機卿の縁者)が、代わりにラフィットをポンパドゥール夫人に勧め、大いに気に入った夫人はヴェルサイユ宮殿の晩餐会で必ず飲むようになりました。
これをきっかけにボルドーワインが宮廷で脚光を浴び、中でもラフィットは「王のワイン」という名声を得ることになりました。
フランス革命前夜、ラフィットの名声は既に揺るぎのないものとなっていました。

ラフィットの土壌

ボルドーメドック格付け第一級ラフィット3 石灰質を基盤とする砂利質のテロワール(土壌)はメドックでも最上と目されています。
品種別の作付面積は、カベルネ・ソーヴィニョンが70パーセント、メルローが25パーセント、カベルネ・フランが3パーセント、プティ・ヴェルドが2パーセントです。
ワインの生産量は年間3万5,000ケース(42万本)で、うち1万5,000から2万5,000ケースがメドック第1級格付けの赤ワイン「シャトー・ラフィット・ロートシルト」として出荷されます。
第1級の名声に達しないと判断されたワインはセカンドラベルの「カリュアド・ド・ラフィット」として出荷されます。